11月22日から1週間、『EDION CUP 2021 ITF Juniors in Yamanashi』というジュニアのテニス国際大会へ、
Physio(フィジオ)として選手の治療サポートで参加いたしました。(大会詳報はこちら女子 男子)
今回は18歳以下の大会ということで、中学生から高校生の選手の治療サポートをしてきました。
初日は雨でしたが、その後は天候に恵まれ、雨天続きだった前回のようにインドアコートを使うこともなく、
順調に試合消化が進んでいきました。ただし……とにかく風が強い!気温の割にとても寒かったです……。
寒さのせいか、脚が痙攣(けいれん)してしまう選手が多かったですね。試合後にストレッチをしようとすると
「あっ脚つっちゃう!」
という選手が2、3人いました笑。そんな選手には持参していたマグネシウムオイルを脚に塗って、
筋肉を軽くもみほぐすようにしました。
マグネシウムはミネラルの一種ですが、不足すると筋肉の痙攣が起こりやすくなります。
このことは選手のお話を聞いたかぎりでは、あまり知られていない印象でした。
(痙攣予防では漢方薬(小林製薬のコムレケア)を使っている選手が多いようです。)
マグネシウムオイルは日本では手に入れにくいので、代替品として「ニガリ」を脚に塗ることをお勧めしておきました。
テニスだと腹筋がつってしまう選手も結構多いですね。もちろんお腹に塗っても大丈夫です。
今回は治療ブースとテニスラケットのガット張りのブースがお隣同士でしたので、
ストリンガー(ラケットにガットを張る職人)の鈴木さんとお話することができました。
選手のプレースタイルやパワーによってガット選びも色々な考え方があるそうで、
私のような治療する立場からすると、ガットによって肘や肩の負担も変わってくるはずなので、とても興味深いお話でした。
※鈴木さんのお店『パルトネール』
トップクラスの選手は毎週のように大会に出場して、全国各地を飛び回っているとのことで、
今回の山梨の大会の後は、愛媛、岐阜と大会が続くそうです。
できれば中高生のうちからケガの予防やパフォーマンスの維持のためにも、
整体やカイロプラクティックを利用してコンディションを整えるような習慣をつけていただきたいですね。
今回は残念ながら整体やカイロプラクティックを受けたことがあるという選手はいませんでしたね。
私の施術を通じて少しでも整体やカイロプラクティックを身近に感じてもらえたらとても嬉しいです。
あらためまして、選手皆さまお疲れ様でした!
また、大会運営、宿泊施設、コート整備の各スタッフの皆さま、スポンサー様に大変お世話になりました。
参加させていただき感謝申し上げます。